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2010年5月6日

「ASA生活情報便」2010年4月号(NO.7)に、DAISAN記事が掲載されました

[STUDY 大人のための社会見学]
大三紙業株式会社
安心・安全を家庭に届ける、食品包装資材のスペシャリスト。

「ASA生活情報便」2010年4月号

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  1938(昭和13)年に紙を扱う個人商店としてスタートした大三紙業株式会社。その歩みは「包装資材」の歴史そのものと言っても過言ではなく、紙からセロファン、プラスチックフィルムへと「食品を包む」素材が進化していく中で、顧客のニーズに丁寧に対応しながら、成長してきました。皆さんが日ごろ目にしているお菓子や冷凍食品、農産物などのパッケージを製造しているのが、実は大三紙業なのです。近年は、そのノウハウを活かして、液晶テレビや携帯電話の部品などといった工業製品も手がけています。

●美しさ以上に求められる安全性
 大三紙業で製造されている食品のパッケージには、単に商品を包むだけでなく、様々な機能が求められます。栄養表示、調理方法といった商品の様々な情報を伝える、冷凍庫の中でも商品を守れるように耐熱性を持たせる、電子レンジに対応できるように耐熱性を持たせる、などなど…。写真やデザインの美しさ、情報の正確さも重要ですが、商品を安全に消費者に届けるために、様々な視点で「守る」ことも大切です。用途にあったパッケージを作り出すために、特徴が異なる膨大な種類のフィルムの中から最適なものが選ばれ、組み合わせて加工されます。また、食品に関係する製品を扱う性質上、衛生面においても、手指の消毒、エアーシャワーやクリーンルームの設置など、食品メーカーと同様に厳しく管理されています。

●環境負荷低減への取り組み
 1976(昭和51)年完成の本社・深田池工場は、設計段階から環境に配慮し、様々な排水処理システムを設置しています。また、2007(平成19)年の新工場増設によって、排気を回収してガス処理設備で再燃焼させることで動力などに再利用〈VOC(揮発性有機化合物)対策〉したり、飲料用以外の水の使用に雨水を利用することが可能になりました。生産時のロスで発生するプラスチック廃棄物に関しては、削減目標を設定して社員全員で取り組んでいます。
 包装資材の大部分は、中の商品が取り出されたと同時に廃棄物になります。現在はまだ石油由来の原料が圧倒的に多く、環境負荷が問題視されています。大三紙業では、顧客に対して、製品構成の変更や新素材の利用による負荷軽減を提案するだけでなく、自然界で分解可能なフィルムや印刷インキを使用した製品の研究・開発にも努めています。

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