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2007年2月2日
食品包装紙などの特殊印刷を手掛ける大三紙業(豊橋市雲谷町)は、今年夏の完成を目指して本社深田池工場に新工場を建設している。
工場として稼働している「F棟」東側の自社の土地に、鉄骨三階建て延べ約五千八百平方メートルの工場を新設。一階に食品包装紙用などの印刷機四台を設置し、二階は商談スペースを設ける。三階は大池工場(同市向山町)で使っている断裁機を置き、一階で刷り上がった製品を切り抜き加工する。
気圧調整機能を備えており、衛生管理が重要となる食品包装紙の品質向上にもつながるとしている。F棟は解体し、跡地を大型トラックが出入りできる入出荷スペースにして、物流の効率化を図る。
同社は新工場の設置について「市内三カ所の工場に分散していた工程を集約して生産効率を向上させるため」と説明。生産力を約一割アップできると見込んでいる。総投資額は約二十億円。
大三紙業は一九三八(昭和十三)年創業。従業員は二百二十人。食品を中心に包装紙の総合加工メーカー。年商は約六十三億円。(越田普之)