当社は2018年で創業80周年を迎え、この業界で長い歴史を持つ老舗企業です。
蓄積したノウハウも膨大で特許技術も多数出願、取得しています。こうした確かな技術力を武器に、パッケージに新しい可能性を見出しています。
たとえば日本でも食品に関する問題が多く発生しています。消費期限切れの食品が出回ってしまったり、アレルギー物質が含まれる食品を知らずに口にし、不慮の事故が発生してしまったり…。
ある大手食品メーカーもまた、食の安全基準の厳格化に危機感を抱いていました。
そこで当社はクライアントとのリレーションから潜在的な課題を引き出し、論理的思考とマーケティング要素を踏まえた分析で最善の解決策をゼロから思考。今まで誰もやったことのない仕組みを提案し、開発、実現にまで結びつけました。
それは商品の敷紙にQRコードを印刷するというものです。
いまではQRコード付きの商品は多数あり、さまざまな商品情報を得るのは当たり前になっていますが、実は複雑に変化するパッケージにQRコードを印刷するためには、正確な位置決め技術がなければできないことなのです。
提案前は「今の日本の技術では難しいのでは」という意見もありましたが、この一大プロジェクトを成功に導くために、若手からベテランまで、一人ひとりの知識と経験全てを集結させました。
そして「これが実現できれば世の中はもっと便利になる」ということを信じ、試行錯誤を繰り返した結果、業界でいち早くトレーサビリティを付与し、アレルギーや原材料表示することを実現させたのです。
80年以上蓄積されてきた当社の“ものづくり”の技術やノウハウを活かし、クライアントをリードするパッケージの専門家として、商品に「安心」という新しい付加価値を生み出した瞬間でした。
商品を包むだけのパッケージではなく、いかに進化させるか、付加価値を高めるか。柔軟な発想を持って取り組んで行く姿勢こそが大三紙業の目指すところです。
いつも、お客様の利益を考え、お客様の立場にたって、技術・品質の向上、創意工夫をはかります。
いつも、社員の利益を考え、昨日よりは今日、今日よりは明日と豊かな生活を求めて、努力します。
いつも、わが社の利益を考え、わが社の生々発展が、明るい未来を切り開くものと信じ、全力を尽くします。