1号機から17号機まである大型の印刷機のうち、主に、工業用のカラーテープなどを印刷している1号機と2号機を担当。機長の指示に従ってさまざまな作業をする印刷補佐をしています。具体的には、印刷するフィルムロールをセットしたり、「皿を作ったり」、フィルムのつなぎなどを行っています。「皿を作る」というのは、インクを混ぜて色を作る時やインクに溶剤を混ぜる時に使う金属の容器を、洗わずに何度も使いまわせるように、上からフィルムで覆い、容器の代わりのようなものを作ることを言います。インクの色の調合は熟練の技術が必要なのでまだできませんが、機長が作ったインクと溶剤を混ぜる作業などもしています。
印刷するフィルムは1本4,000メートルあり、それを何本もつなげて連続印刷をするのですが、つなぎのところの処理で、フィルムに切り込みを入れるのを忘れてしまい、機械を止めてしまったことがあります。ベテランの人でも起こるミスだから大丈夫と機長には言われましたが、それ以降は、ひと通りつなぎをしたら確認するのはもちろんのこと、フィルムの原紙が終わりそうになる時にちゃんとつなぎができているかダブルチェックするようになりました。
今はまだ一つひとつの仕事を覚えるのに必死です。今、苦戦しているのは片付けです。1つの物件(印刷)が終わると印刷するシリンダーを片付けるのですが、物件によって手順が違うし、何よりも、版自体が傷ついてしまったらオワリなので、とにかく注意して作業しています。
まずは1号機、2号機の工程を把握し、自分から段取りできるようになることが当面の目標です。いずれは印刷部門すべてを把握して指示ができる製造本部長になりたいです!
今後は、さらに今の仕事を効率良く行い、先輩たちのように余裕を持って仕事を進められるようになりたいです。
上司が丁寧に教えてくれ、若くても役職が付きやすいので、努力すれば認めてくれる会社だと感じています。
実際、機長とは20歳近く年齢が離れていますが、同じ柔道をやっていたため、仕事以外の話もいろいろ話せて窮屈に感じることがありません。
環境面では、昼休み含め1日3回の休憩はありがたく、何より「社食」がおいしいのがうれしいです!毎日温かい日替わりランチが食べられます。
30歳まで一律に若手支援手当を支給、勤続5年ごとのリフレッシュ休暇には毎回手当付きなど待遇面でも恵まれていると感じています。
スリット、裁断、梱包とある仕上げの部門の中で、スリットを担当しています。スリットとは、お客様の希望するサイズに合わせてフィルムを裁断することです。印刷やさまざまな加工をしたフィルムの大きな原反を機械に通し、3列に裁断したりして小さなフィルムロールを作ります。ホワイトボードにその日にやるフィルムの生産量やスケジュールが書かれているので、それを確認しながら毎日生産。8号機を担当していて、裁断するものによって、刃を替えたり、機械の設定を調整しています。生産量が多い時は残業することもあります。
大変なことは、仕上げにあがってきたフィルムの状態がまちまちなこと。巻きが悪いものや、汚れの個所などをチェックしたラベルがたくさん入っているものもあるので、そのフィルムの状態に合わせて作業をしないといけません。ラベルでチェックしてある部分はカッターで切って汚れや異物を除去し、テープでフィルムをつなぎ合わせてマシンにセットします。1メートル以上あるフィルムのシートをまっすぐに切り、シワや空気が入らないようにテープを貼るので細心の注意を払って作業をしています。また、生産量を上げるために、なるべく機械を止めることが少なくなるよう、機械が稼働している最中に、次の仕事の準備をしたり、機械が動いている間にできる仕事を見つけてなるべく段取りよく仕事ができるよう努めています。
これからもっと早く仕事ができるようになることと、なるべくクレームや不良品を出さないようにすることが目標です。
スリットの部署は、若い人も多くみんな仲がいいので、分からないことも何でも聞けて仕事がしやすいです。自分がスリットした包装紙の商品が店頭に並んでいるのを見ると、自分がやったものだなあと実感し「すごいなあ」とうれしく思います。
仕事中はみんなしっかりと行いますが、社員旅行などのイベントもあり、部署以外の方たちとも仲良くなれ、楽しめます。コロナで入社1年目しかなかった社員旅行も2022年に復活。京都観光を楽しみました!